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「うちの子が自分の言うことを聞いてくれない!」
「ずっとごはんをねだってくる!」という事はありませんか?それって、もしかして飼い主さんとして見られていない可能性がとても高いです。
ブタさんはわんちゃんと同様、群れで過ごす動物なので主従関係をとても大事にします。可愛いからと言っていつでもおやつをあげたりしたり、なんでも言うことを聞いてあげていると、甘えったれのブタさんになってしまいます。アメリカではそのようなブタさんに「Spoiled Pig Syndrome」(訳:わがままブタ症候群)と症状の名前を付けるほど実は結構深刻な問題です。
ブタさんはどうしてもおっとりしているイメージがあるので、ワンちゃんと比べるとあまりしつけをしなくっても大丈夫だろうと思う方もいらっしゃいます。しかし、ブタさんは鼻が器用で力強いので、自分の思い通りにいかなかったとき、「破壊行動」にでる可能性があります。「破壊行動」とはブタさんがいら立った時やさみしいときに見せる行動です。自分の怒りやさみしさをどこかにぶつけたいので、ひたすら家具にお鼻をゴリゴリ、ソファーにゴリゴリ、クッションをゴリゴリなどをしてあっという間に壊されてしまいます。ブタさんが甘やかされて育つと、すぐ苛立ちを見せるようになるので、飼い主さんにはもちろんブタさんもストレスを感じ、よくありません。
・叫ぶ
・噛む
・突撃する
・唸る
・音を出す
・頭を横にぶんぶんふる
・食べ物をとりあげる
・言っても動いてくれない
・破壊行動(ベッド、家具など)
わがままを発揮するということは、もうすでに飼い主さんを下に見ている可能性が高ため、一番大事なのはお迎えしたときから、きちんと教えてあげることです。怒るのではなく、ちゃんとできたらおやつをあげる、いっぱい褒めてあげることが大事です。もうお迎えしてから結構時間が経ってしまった・・・という方も焦らずちょっとずつ毎日訓練してあげましょう。
・おやつ・ごはんを与えるときは、コマンド(指示)を挟んでみましょう
与える前にお座りやスピンをさせるということを徹底し、主従関係を築き上げましょう。
・ごはんはごはんの時間に与える
ごはんを作っているときなど、ブタさんは欲しい欲しいとかわいくおねだりにしに来てませんか?そんな時もここは一回我慢です。おねだりに応えてしまうと、この人におねだりすればなんでもくれる人だ!と認識されてしまいます。必ず、オーナーさんのコマンドの元、もしくはごはんの時間にあげてくださいね。
・脳トレ
ごはんの時間も勉強の時間に!最近では様々なパズルグッズも売られていますが、今すぐ簡単にできる方法をお伝えします。ごはんの時間をトレーニングの時間にしましょう。コマンドの元、一つずつごはんを10分から15分かけて与えてあげると、十分なコミュニケーションの時間にもなります。食べ物というご褒美を与えることによって、ブタさんはもっと習いたい!という意欲も芽生えます。
・ルーティンを作ってあげましょう
ブタさんたちはルーティンを大事にします。なので、彼らが従えるルーティンを作ってあげましょう、ごはん前が特に有効です。ごはんを作っているときは絶対キッチン内に入れない、ごはんをあげるまえには決まった場所でコマンド、すべてできたらやっとごはんを置いてもらうという習慣をつけましょう。最初は豚さんも思うようにコマンドを聞いてくれなかったり、早くご飯を欲しがるかもしれませんが、習慣づけることによってブタさんはイライラしながらごはんを待つのでなく、覚えたコマンドなどを考えながらワクワク楽しく待つようになります。
自由な関係、友達のような関係を望むオーナーさんもいらっしゃるかと思いますが、やはりある程度の主従関係は大事です。しっかり信頼関係とともに築き上げていきましょう。
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mipig 編集部
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